円安も次第にこう着感強まる 要人発言に注意
週明けのロンドン市場で、円安が進みました。注目のドル円はオプション絡みの防戦売りをこなし、122円をを突破。その後はストップを巻き込み、一時2002年12月以来となる122.20円レベルまで上昇した。
ドル円が高値をつけた時間帯にはユーロ円などクロス円も堅調に推移しました。
ただ、早朝の売買が一巡すると円安の動きは一服。次第にこう着感が強まる形に。ドル円が高値をつけた後には、早川日銀調査統計局長の講演、藤井財務次官の記者会見などが伝わったものの、双方とも決め手に欠く内容だったため、円が一段と売り込まれる展開には至らなかった。ただ、ドル円、クロス円とも下値では買いが強く、様子見か。
ポンドについては、先週水曜日に公表された議事録の内容が、近い時期での利上げを期待させるものでなかったため、ポンド円は売られ、下落。
しかし、今月予想外の利上げを行ってから10円近く上昇しましたので、まだその分の調整の範囲内とみてもいいでしょう。
来週末のG7に向けて、各国要人の発言で上下する展開となると思いますが、欧州要人による円名指し発言には注意が必要か。
※1月29日(月)の経済指標結果
時間 | 指標名 | 予想 | 結果 | 前回 |
08:50 | 大型小売店販売額-12月(前年比) | -1.9% | -3.4% | -0.8% |
08:50 | 小売業販売額-12月 | N/A | -0.2% | 0.0% |
08:50 | 小売業販売額-12月(前年比) | -0.6% | -0.3% | -0.2% |
22:30 | 業況判断-1月 | N/A | 2.0 | -13.0 |