引き続き円安懸念発言に注意
ロンドン市場では円相場が上下動をへて多少の円安方向に進みました。ロンドン市場の前半、ドル円が安値圏で揉み合い、クロス円は安値から反発、上下に振れる荒っぽい値動きとなった。
しかし、ロンドン時間昼ごろ(東京時間20時50分ごろ)に2月のG7を取り仕切るドイツ政府高官が「円がG7の議題になる可能性は低い」との趣旨の発言を行うと、次第に円売りが優勢の展開に。
本日、日本の消費者物価指数の発表が予定されています(26日8:30)。日本の金融政策に大きな影響を与えるため、市場の注目度の高い指標です。予想を上回る良好な数字が出た場合、多少の円ショートカバーが起きることも考えられます。
しかし、他国との金利格差が変わったわけではありませんので、調整が一巡すると再び上昇してくるでしょう。
ただ、最近の大幅な円安懸念による政府高官の発言には十分の注意を払いたい。
※1月25日(木)の経済指標結果
時間 | 指標名 | 予想 | 結果 | 前回 |
05:00 | RBNZ政策金利 | 7.25% | 7.25% | 7.25% |
08:50 | 通関ベース貿易収支-12月(季調済) | 8708億円 | 6581億円 | 9911億円 |
16:10 | GFK消費者信頼感調査-2月 | 8.4 | 4.8 | 8.5 |
18:00 | IFO景気動向-1月 | 109.0 | 107.9 | 108.7 |
18:00 | IFO現況評価値-1月 | 115.4 | 112.8 | 115.3 |
18:00 | IFO予想値-1月 | 103.0 | 103.2 | 102.5 |
18:00 | 経常収支-11月(季調済) | 10.0億EUR | -20.0億EUR | 18.0億EUR |
18:30 | 自動車生産-12月(前期比) | N/A | -1.5% | -2.4% |
18:30 | 自動車生産-12月(前年比) | N/A | -9.6% | -12.0% |
20:01 | ANZ-Business PMI-12月 | N/A | 54.2 | 55.4 |
22:30 | 新規失業保険申請件数 | 31.0万件 | 32.5万件 | 28.9万件 |
24:00 | 求人広告指数-12月 | 31 | 33 | 29 |
24:00 | 中古住宅販売件数-12月 | -0.5% | -0.8% | 0.5% |