ドル円きっかけで円安に

20日のロンドン市場ではドル円主導で円安が進みました。ドル円はロンドン時間早朝の119円台後半から昼頃に120円台前半に上昇。強めの本邦GDP統計が発表された2月15日以来の水準を回復しました。
オセアニア通貨を中心にクロス円も堅調に推移した。弱めの物価指標がきっかけで取引序盤に反落したユーロなど欧州通貨は徐々に対円での下落分を回復。次第に主要通貨全般で円安基調が広がりました。
日銀による利上げ有無は依然として不透明な状況が続いているものの、 海外勢の間では政府の圧力が日銀の利上げを見送らせるとの見方や、仮に利上げを 実施したとしても日本と諸外国との金利差には大きな開きがあるため円高は一時的 との見方が政策金利発表前に円売りを再燃させたよう。
明日昼ごろには日銀が金融政策決定会合の結果のがあります。発表直後には乱高下が予想されるので、取引には十分の注意を。

※2月20日(火)の経済指標結果

時間	指標名	予想	結果	前回
16:00	コンビニエンスストア売上高-1月（前年比）	N/A	-0.7％	-0.2％
16:00	生産者物価指数-1月	0.1％	0.0％	0.0％
16:00	生産者物価指数-1月（前年比）	3.3％	3.2％	4.4％
16:15	貿易収支-1月	8億CHF	12.7億CHF	4.1億CHF
17:15	生産者・輸入価格-1月	-0.1％	-0.2％	0.0％
17:15	生産者・輸入価格-1月（前年比）	2.3％	2.2％	2.6％
21:00	消費者物価指数-1月	0.1％	0.1％	0.2％
21:00	消費者物価指数-1月（前年比）	1.1％	1.2％	1.6％
22:30	景気先行指標指数-1月	0.3％	0.5％	0.3％