米指標の悪化を受けキャリートレードの解消続く

市場ではキャリートレードの解消に伴う円買いが進んだ。取引序盤にクロス円主導で円高が進み、高金利を背景に買いを集めていた豪ドル円、NZドル円などオセアニア通貨の下げがきつい展開となりました。ドル円、ユーロ円も大幅安。
ドルは耐久財受注が予想を大幅に下回る弱めの内容となったことで売りが加速した。ドル円は120円台前半から118円台前半に下落、ユーロ円は158円台後半から157円台後半に下落。
昨日、今日と目立った材料がないなか、市場では円高基調が定着している。 先週は日銀による利上げ決定後に円安が進んだものの、今週は状況が一変。 一転して円高が市場の流れになりつつあるようだ。なお、本日は円に次ぐ 低金利通貨として知られるスイスフランでも、キャリートレードの解消に 伴うスイス買いが対欧州通貨や対ドルを中心に観測されています。

※2月27日(火)の経済指標結果

時間	指標名	予想	結果	前回
11:00	マネーサプライM3-1月（前年比）	N/A	12.5％	16.4％
14:00	中小企業景況判断-2月（商工中金）	N/A	48.8	48.5
16:00	輸入物価指数-1月	-0.3％	-0.7％	-0.3％
16:00	輸入物価指数-1月（前年比）	1.1％	0.7％	2.2％
18:00	マネーサプライ M3-1月（前年比）	9.5％	9.8％	9.7％
18:00	マネーサプライ M3-1月（3ヶ月平均）	9.5％	9.7％	9.2％
22:30	耐久財受注-1月	-3.0％	-7.8％	2.8％
22:30	耐久財受注-1月（除輸送用機器）	-0.3％	-3.1％	2.6％
24:00	消費者信頼感指数-2月	108.7	112.5	110.2
24:00	リッチモンド連銀製造業指数-2月	-2	-10	-11
24:00	中古住宅販売件数-1月	624万件	646万件	627万件